4R3歳未勝利を勝ったワタシマツワと小林(左端)=撮影・持木克友
美駒の勢いが止まらない。16日の札幌4R(芝1500メートル)で、小林美駒騎手(20)=美浦・鈴木伸=が1番人気に応え、
ワタシマツワを勝利に導いた。この日2勝目で、今年のJRA26勝目、同通算55勝目となった。
スタートを決めて逃げの手を打つと、中盤で息を入れながら4角へ。直線でセーフティーリードを奪うと、自らの馬名とは裏腹に後続を一切待つことはなく、先頭でゴールを駆け抜けた。小林美駒は「馬がよく頑張ってくれました。使い詰めでなかなか勝てずにいましたが、そのなかでよく走り切ってくれましたし、ベストレースができました。馬によく頑張ったね、と伝えたいです」とさわやかな笑みを浮かべた。
この日の札幌2R(ダート1700メートル)でも7番人気の
サウンドルーチェで勝利を挙げており、一日2勝を達成。自身が持っていたJRA女性騎手の連続週勝利記録を、10週に延ばしたところだった。6月29日の函館で一日3勝を挙げており、一日に2勝した4月26日の福島と合わせ、今年3度目の一日複数Vとなった。