今年、レッド
シーターフHを勝ち、天皇賞(春)では2着のGI実績がある
ビザンチンドリーム(栗東・坂口智康厩舎)。今秋は9月7日のフォワ賞(パリロンシャン・芝2400m)から10月5日の凱旋門賞(パリロンシャン・芝2400m)を予定しており、今朝21日は仏遠征に向けた追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した直後の時間帯にCWコースへ国分優作騎手を背に入場。ハロー直後に追い切った馬たちが退場した後の馬場だったので閑散としており、1頭で悠々と向正面を駆け抜けていく。
気分よく走っていることもあってか、自然とラップは速くなり、4コーナーでは12秒台のラップに突入。ただ、折り合いを欠いているわけではなく、あくまでスムーズに走っての加速だったように見える。ゴール前も流している程度に見えたが、きっちりと11秒台でまとめた。
時計は6F79.4〜5F64.4〜4F50.0〜3F35.9〜2F23.0〜1F11.8秒。6F時計はこの日の二番時計をマーク。6F79.4秒は自己ベストタイの時計だが、以前にマークした1月16日はラスト1Fが12.5秒を要して、折り合いを欠いた中での数字。同じ時計でもその中身が全く違うだけに、遠征が非常に楽しみになってきた。
(取材・文:井内利彰)