皐月賞を制したジオグリフとガッツポーズをする福永祐一=22年4月17日、中山競馬場
 
 22年皐月賞馬
ジオグリフ(牡6歳、美浦・木村)が現役を引退し、種牡馬入りすることが27日、サンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。
 同馬は
オーストラリアのクイーンエリザベスSで13着に敗れた後、右前肢を骨折。北海道で休養していたが、放牧先でも歩様が乱れるなど復帰に時間を要すると判断され、獣医師の判断を経てターフを去ることになった。通算21戦3勝。今後は北海道新冠町の優駿スタリオン
ステーションでけい養される。 
ジオグリフは
ドレフォンの初年度産駒として21年の東京でデビューし、2戦目の札幌2歳Sで重賞初制覇。翌22年には
イクイノックス、
ドウデュースといった強豪を退け、皐月賞を制してクラシックホースの仲間入りを果たした。その後は香港、サウジアラビア、ドバイ、アメリカ、
オーストラリアといった海外のG1に挑戦し、国内外の大レースを戦い続けた。