【新潟記念】シランケド 重賞V2 豪脚さく裂でG1馬&無傷3歳馬ぶった切り! 坂井「あとはG1だけ」秋の大一番へ弾み

2025年09月01日 06:00

 大外から豪快に差し切ったシランケド(中央)

 「新潟記念・G3」(31日、新潟)

 2番人気のシランケドが大外から豪快に差し切り、重賞2勝目をゲット。ヴィクトリアMでは3着だったが、秋の大一番へ弾みをつけた。2着には1番人気のエネルジコ、3着には7番人気のディープモンスターが入った。人気の一角だったクイーンズウォークは馬場入場後に放馬した際に右臀部(でんぶ)を痛めて競走除外となった。

 16頭が一杯に広がった最後の直線。中団後方に構えていたシランケドが、大外へ進路を取った。ここから豪脚をさく裂。G1馬、無傷の3歳馬を根こそぎぶった切り、5歳牝馬が気持ちよくゴールを先頭で駆け抜けた。

 勝利に導いた坂井は勝利を確信していた。「攻め馬にまたがって、ポテンシャルを感じていました。スムーズに力さえ出せればと。牝馬同士ならトップレベルの馬と思っていましたから。爆発的な脚が使えますから」。小細工なしに力でねじ伏せた戦術が的中した。

 新馬戦こそ9着も、その後は全て3着以内。一方で昨年4月以降の6走は中9週以上、間隔をあけて休みながら使われてきた。牧浦師は「一生懸命走り過ぎて、一戦一戦消耗が激しいので。条件戦の段階から順調に使えず、間をあけてきました」と説明する。

 昨年10月の新潟で3勝クラスを連勝で突破したが、約1カ月後のエリザベス女王杯をパスせざるを得なかった。「昨秋もガクッときていましたから、オーナーには我慢してもらいました」と師。だが、その教訓から再始動の一戦に選んだのが新潟記念だ。「秋に大きなところを狙っていくと(逆算すると)、秋から使い出すと間が取れないというところでここ」と明かし、「別定戦になって例年よりメンバーもそろっていましたし、自信も深まりました」と最高の結果に満足そうだった。

 状態次第だけに「エリザベス女王杯一本」とは公言できないが、坂井は「あとはG1タイトルだけです」と力強く言い切った。「知らんけど」とは、付け加えずに。

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