今年3月に開業した井上智史調教師が、ローズステークス(3歳牝・GII・芝1800m)の
コンドゥイア(牝3)で重賞初制覇を狙う。
井上調教師は81年10月24日生まれ、大阪府出身の43歳。松永幹夫厩舎の調教助手時代には
セレスハントや
ヴァンセンヌ、
グルーヴィットなどの重賞ウイナーを手掛けた。そして24年の調教師試験に合格して、今年3月に開業した。JRA通算99戦8勝。所属の鷲頭虎太騎手で4勝を挙げるなど、若手騎手を起用しての活躍が目立つ。
ローズSには
コンドゥイアで挑む。鮫島一歩厩舎からの転厩後、芝中距離に専念したことで成績が安定してきた。2走前に函館芝1800mの未勝利で初勝利。続く前走、札幌芝1800mの1勝クラスも制し、堂々の2連勝となった。今回は格上挑戦で重賞へ。さらには一気に5kgの重量増となるので楽ではないが、絶好の力試しといえる。
井上調教師はこれまでJRA重賞で2戦しているが、マイラーズCの
ホウオウリアリティの6着が最高着順だ。引き続き手綱をとる鷲頭騎手とともに重賞初制覇を果たし、厩舎をアピールできるか。
コンドゥイアの走りに要注目しよう。