ファストネットロック産駒フィアーノロマーノ(19年5月23日撮影)
現役時代に
オーストラリアでG1を2勝し、種牡馬として数多くの重賞馬を出したファストネットロック(牡、父デインヒル)が9日、生涯の幕を閉じた。
クールモアオーストラリアが発表。24歳だった。ケガを負い、症状が急激に悪化したことから安楽死の処置が取られた。
04年1月24日にローズヒルガーデンズ競馬場でデビューし、通算19戦6勝。05年ライトニングS(フレ
ミントン芝1000メートル)、オークリープレート(コーフィールド芝1100メートル)のG1・2勝を挙げた。
同年TJスミスS2着後に引退、
クールモアオーストラリアで種牡馬入り。産駒はアトランティックジュエル、
モシーンなどがG1を制し、シャトル種牡馬としてアイルランドの
クールモアスタッドでも供用された。8月23日のウィンクスSで10度目のG1制覇を飾った名牝
ヴィアシスティーナも同産駒だ。
オーストラリアから日本に輸入された産駒は
メラグラーナが17年オーシャンS、
フィアーノロマーノが19年ダービー卿CT、20年京阪杯を制している。