チャレンジC2025に出走予定のグランヴィノス(今年7月撮影、ユーザー提供:Mebuさん)
GI馬3頭の半弟となる
グランヴィノス(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、チャレンジカップ(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。
グランヴィノスは父
キタサンブラックなら、母ハルーワスウィート、母の父Machiavellianの血統。半姉の
ヴィルシーナと
ヴィブロス、半兄の
シュヴァルグランはGI馬。母系を遡れば4代母は
グローリアスソング。したがって世界的な名種牡馬のシングスピールやラーイ、日本では
ダノンシャンティや
ホワイトフーガと同じ牝系の出身となる。
ここまで7戦4勝。2歳秋にデビュー勝ちを決めたのち、京都2歳Sで6着、青葉賞で8着となり、自己条件から再スタート。休み休みのローテーションながら、1勝クラスを1戦、2勝クラスを1戦、3勝クラスを2戦で突破し、オープンまで見事駆け上がってきた。前走の関ヶ原Sの勝ちっぷりを見れば、オープンでも通用することは明白。今回は2年5カ月ぶりの重賞挑戦となるが、大いに期待できるだろう。
きょうだいでは4頭目の重賞ウイナーとなれるか。願わくばここは通過点として、秋の大舞台に弾みをつけてほしい。