今週の日曜日は、阪神競馬場でローズステークス(GII・芝1800m)が行われます。
昨年は中京芝2000mで開催されていましたが、今年は再び阪神が舞台となる秋華賞
トライアル。ここでは11年以降に阪神芝1800mで開催されたローズS(計10レース)を対象に傾向を探っていきます。
データ対象の10レースでは前走でオークスに出走していた馬が7勝2着4回3着2回と良績を残しています。前走で同世代の一線級相手にレースをした経験が強みになっているのでしょう。また、前走でオークスに出走しているということは、それまでに重賞などで実績を残している実力馬とも言えますので、そのような馬が順当に力を出し切っていると考えられます。
前走オークス組以外で注目したいのは1勝クラスから参戦してきた馬。前走1勝クラスの馬は3勝2着3回3着1回。馬券に絡んだのはすべて前走で1着になった馬。前走が格下の1勝クラスでも、そこできっちりと勝利し勢いに乗っている馬であれば、重賞メンバー相手でも通用する可能性があるということでしょう。
今年のローズSでも前走オークス組は当然として、前走1勝クラスで勝利している馬にも注意しながら馬券を組み立てたいところです。
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今年の牝馬限定重賞ではオークスで【残った馬】の
カムニャックが優勝し
アルマヴェローチェが2着。さらに3着も【残った馬】の10番人気
タガノアビーが入線し上位を独占! 愛知杯では【注目の穴馬】として取り上げた10番人気
ワイドラトゥールが優勝と結果を残しています!
今週もケシウマの【残った馬】&【注目の穴馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走1勝クラスで2着以下
[0-0-0-10]複勝率0%
該当馬:
ミッキーマドンナ※特に言及のない限り、データは11年以降に阪神芝1800mで開催されたローズS(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想される
ミッキーマドンナが該当しました。
先述したように前走で1勝クラスに出走していた馬は1着になっていることがローズSで好走する条件となります。前走の1勝クラスで2着以下に敗れている馬は、能力的にGIIメンバーが相手では足りない可能性が高く、実際に結果も出ていないことからすると大きく割り引く必要があると言えます。
該当馬に挙げた
ミッキーマドンナは前走1勝クラスで2着。スローの上がり勝負を後方から差を詰めて連対した内容自体は評価できますが、相手関係を見るとメンバーに恵まれた印象を受けます。
ミッキーマドンナ自身、重賞では2走前に出走したフラワーCでの5着という実績があるのみ。そのフラワーCでは道中4番手あたりを追走し直線では2番手に浮上するも、早めに先頭へ立った勝ち馬を捕らえられないばかりか、後続にも差されてしまう平凡な内容で重賞メンバー相手では力差がありそうな印象を受ける結果。
それでも今回のローズSで人気になる一番の要因はモレイラ騎手が鞍上に予定されているからだと考えられます。確かに今年の春のモレイラ騎手は大舞台でも活躍が目立っていましたが、それも乗っている馬に力があるからこそと言えます。
ミッキーマドンナは重賞で勝ち負けできると言い切れるほどの実績はありませんし、それで人気になるのは過大評価と言えるのではないでしょうか。配当妙味を考えると強くは推しにくい1頭ですし、思い切って本馬を軽視することも視野に馬券は組み立てたいところです。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
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