◆第27回阪神ジャンプS・JG3(9月20日、阪神競馬場・障害芝3140メートル)追い切り=9月17日、栗東トレセン
障害重賞5勝の
ジューンベロシティ(牡7歳、栗東・武英智厩舎、父
ロードカナロア)は高田潤騎手を背に、CWコースを単走。ゆったりとした脚さばきでスムーズに加速し、6ハロン85秒0―11秒8でしまい鋭く伸びた。武英調教師は「体調を一番に考えての調整。いつも通りの動きですね。夏の暑い時にしっかりと休養できて、精神的にも落ち着いています」とうなずいた。
前走の東京ジャンプSは早め先頭から危なげなく押し切って、同一重賞3連覇という大記録を達成した。トレーナーは「前走は中山グランドジャンプの疲れが残ったなかでの競馬で、不安の多いレースでした。それでも勝ってくれたし、そのあたりはすごい馬ですね」と改めて能力をたたえた。
2023年の当レースを勝っており、隔年Vの期待もかかる。「この距離では負けたくないですね。前回、阪神で負けた時(阪神スプリングジャンプ)は3900メートルでした。距離の壁がある馬ですが、この距離なら、という気持ち」と指揮官。6つ目のタイトル奪取へ気合十分だ。