スプリンターズS2025に出走予定のカピリナ(今年6月撮影、ユーザー提供:シューさん)
(株)
ヒダカ・ブ
リーダーズ・ユニオンが所有する
カピリナ(牝4、美浦・田島俊明厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)でGI初制覇を狙う。
(株)
ヒダカ・ブ
リーダーズ・ユニオンは86年に創設された老舗のクラブ法人だ。89年のエリザベス女王杯の
サンドピアリスでGI初制覇。その後も
サマーウインドや
サンビスタなどの活躍馬を送り出し、18年の皐月賞の
エポカドーロでクラシック初制覇。現役では
キングズソードや
カピリナが重賞戦線を沸かせている。
スプリンターズSには
カピリナが参戦する。デビュー当初はダートを使われていたが、芝に転じて軌道に乗ってきた。昨秋に2勝クラスと3勝クラスを連勝すると、年が明けて重賞でも
シルクロードSで4着、愛知杯で3着と健闘。そして前走の函館スプリントSで待望の初タイトルをつかみ取った。それも勝ち時計は1分6秒6のコースレコードだったから価値大。目下の勢いならGIでも勝ち負けになって不思議ない。
カピリナが勝てば、クラブにとって18年の皐月賞の
エポカドーロ以来となるJRA・GI制覇となる。多くの会員が待ち望んでいる戴冠劇が見られることを期待したい。