14日、阪神競馬場で行われたサマースプリントシリーズ最終戦・第22回セントウルS(3歳上、GII・芝1200m)は、小牧太騎手騎乗の3番人気{horse=2004106028:カノヤザクラ}(牝4、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、好位追走から直線で鋭い伸び脚を見せ、11番人気シンボリグランに1.1/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分07秒3(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には9番人気スプリングソングが入り、1番人気のスズカフェニックスは8着に敗れている。
勝ったカノヤザクラは、父サクラバクシンオー、母ウッドマンズシック(その父Woodman)という血統。半姉に02年セントウルS(GIII)2着のパイアン(父Cozzene)がいる。06年10月のデビュー戦(中京・芝1200m)を5馬身差で圧勝すると、続くかえで賞(500万下、京都・芝1400m)をレコードで制し2連勝。その後も昨年のこのレースで2着に入ったほか、京阪杯(GIII)3着など重賞で好走を見せ、前走のアイビスサマーダッシュ(GIII)で重賞初制覇を飾っていた。通算成績16戦5勝(重賞2勝)。
鞍上の小牧太騎手はカノヤザクラで制したアイビスサマーダッシュに続く今年のJRA重賞5勝目で、通算13勝目。管理する橋口弘次郎調教師はスリープレスナイトで制した北九州記念(GIII)に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算では70勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。