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“単勝1.2倍”のグラスワンダーが辛勝 99年毎日王冠を振り返る

2025年10月01日 08:30

99年毎日王冠を3cm差で勝利したグラスワンダー(撮影:高橋正和)

 存命なら30歳を迎える95年生まれは、未だに最強世代と言われる。スペシャルウィークやエルコンドルパサー、セイウンスカイなどタレント揃いの中でグランプリ3勝を挙げたのがグラスワンダーだ。ここでは単勝1.2倍の支持に応え、6つ目の重賞タイトルを獲得した99年の毎日王冠を振り返る。

 グラスワンダーは父Silver Hawk、母Ameriflora、母の父Danzigの血統の米国産馬。デビュー4連勝で朝日杯3歳Sを制覇。骨折による休養を挟み、毎日王冠が5着、アルゼンチン共和国杯が6着と崩れたが、有馬記念で復活のGI・2勝目を挙げた。古馬となって始動戦の京王杯SCを快勝したが、安田記念ではエアジハードの強襲に屈して2着に敗れる。「左回りは苦手なのか?」そんな声が飛び交う中で迎えた一戦が、秋初戦の毎日王冠だった。

 レースはアンブラスモアが逃げて、前半1000mが59秒0のゆったりとしたペースとなった。グラスワンダーは中団を追走。手応え良く直線に向くと、鞍上の的場均騎手がゴーサインを送った。しかしながら、いつもに比べると反応が鈍い。内で粘るアンブラスモアを何とか交わしたが、次の瞬間、外からメイショウオウドウの強襲に遭う。最後は首の上げ下げ。長い写真判定の末、僅かに3cm差で勝利を収めたのだった。その走りを見る限り、左回りよりも右回りを得意とする馬だったことは間違いないだろう。

 グラスワンダーは続く有馬記念でスペシャルウィークとの激闘を制し、グランプリ3連覇を達成した。種牡馬としてもスクリーンヒーローやアーネストリーを出して大成功。残念ながら今年8月、30歳で亡くなったが、その血を継ぐ馬は多く残されている。彼ら、彼女らの活躍を願いたい。

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