10月5日、佐賀競馬場で重賞・鳥栖大賞(ダート2000m、地方全国交流)が行われる。今年で4回目(うち昨年は馬場コンディション不良のため取り止め)と歴史の浅い重賞ながら、好メンバーが揃った。
注目は何と言っても
アラジンバローズ(兵庫)。昨年のサマーチャンピオンJpnIIIを制し、JBCスプリントJpnIで3着に入り、NAR
グランプリ最優秀短距離馬に選出された馬だ。JRAオープンクラスから兵庫に移籍初戦となったのが一昨年の当レースで、見事勝ち星を挙げた。しかしながら、返し馬やレースで掛かる面を見せたことなどから、ここ1年は短距離にシフト。今年も1400mの黒船賞JpnIII2着など好走していたが、「年齢を重ねてズブくなってきた」と新子雅司調教師は再び中距離に戻すことを決めた。
そういった経緯のため、前走から600mの距離延長は問題なし。勝利を目指しての選択で、結果次第ではJBCも視野に入る。
サンテックス(愛知)はJRA時代にダート1600m〜1800mで4勝を挙げ、船橋の重賞では強豪相手に3〜4着した経験がある実績馬。愛知に移籍後の前走・名港盃では、全馬ひと固まりのスローペースで逃げ切り勝ちを収めた。距離も実績も申し分ない。
地元馬の
テイエムフォンテはどの場面でも安定感抜群の無事是名馬。距離の守備範囲が広く、佐賀では1300mから2000mまで、地方馬同士の重賞で掲示板を100%確保する。また、24年夏の移籍後、毎月コンスタントに走り続けており、侮れない存在。
ゴールドギアはJRA時代に芝のオープンレースを勝ち、岩手に移籍後にも芝重賞を制覇。佐賀は内を空けて走るため、馬場が深くて
パワーを要しそうな印象を受けるが、芝馬でも案外、成績を残している。
注目馬目白押しの鳥栖大賞当日の佐賀競馬ではイ
ベントも盛りだくさん。レース名でもある鳥栖市は佐賀競馬場の所在地で、鳥栖物産展のほか鳥栖グルメも大集結するほか、佐賀牛の試食会や、大人気のUMATENAライブも行われる。
また、九州地区を中心に大人気のうどん店「ウ
エスト」と佐賀競馬がコラボ。「ウマいコラボ」と題し、山口勲騎手や長谷川蓮騎手が監修した特別メニューが11月2日までお目見え。実施店舗やメニューの詳細は株式会社ウ
エストのホームページをご覧ください。
(文・大恵陽子)
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