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【秋華賞】樫との2冠達成なら2年連続6頭目 カムニャックが女王防衛なるか

2025年10月15日 18:00

秋華賞2025に出走予定のカムニャック(今年9月撮影、ユーザー提供:Daigoさん)

 オークス馬のカムニャック(牝3、栗東・友道康夫厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI・2勝目を狙う。

 カムニャックは父ブラックタイド、母ダンスアミーガ、母の父サクラバクシンオーの血統。母と祖母のダンスオールナイトはともにJRAで5勝を挙げたオープン馬。そして曾祖母のダンスパートナーは95年のオークス、96年のエリザベス女王杯を制した名牝だ。遡れば4代母は名繁殖牝馬のダンシングキイなので、ダンスインザダークやダンスインザムード、エアダブリンやフェデラリストと同じ一族となる。

 ここまで6戦4勝。24年8月に中京でデビュー勝ち。その後はアルテミスSが6着、エルフィンSが4着と精彩を欠いたが、ここでひと息入れたことが正解だった。復帰戦のフローラSで重賞初制覇。さらにオークスも中団後ろから鮮やかに差し切り、同世代の牝馬の頂点に立った。その後は休養で疲れを取り、秋華賞トライアルのローズSに参戦。4角で大きな不利があったものの、体制を立て直して脚を伸ばし、1馬身半差の完勝を収めた。迎える三冠最終戦の今回は、当然ながら不動の主役となる。

 これまでオークスと秋華賞をともに制した馬は11頭いるが、そのうち6頭が三冠馬。オークスと秋華賞の2冠制覇となると、97年のメジロドーベル、06年のカワカミプリンセス、13年のメイショウマンボ、15年のミッキークイーン、24年のチェルヴィニアに続き、2年連続6頭目となる。GI・2勝を含む重賞4連勝を果たし、3歳牝馬最強の座を防衛できるか。樫の女王が貫禄の走りを見せてくれることを期待したい。

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