【地方競馬】東京盃 唯一の3歳馬のヤマニンチェルキが直線で抜け出し交流重賞3連勝

2025年10月09日 21:36

 東京盃を勝利したヤマニンチェルキと岩田望来騎手(撮影・園田高夫)

 「東京盃・Jpn2」(9日、大井)

 メンバー唯一の3歳馬で2番人気のヤマニンチェルキが、直線で鮮やかに突き抜けて交流重賞3連勝。「第25回JBCスプリント・Jpn1」(11月3日・船橋)への優先出走権をつかんだ。2着に4番人気のクロジシジョーが後方から追い込み、3着は3番人気のサンライズアムール。1番人気のドンアミティエは見せ場なく4着に敗れた。なお、スタート直後にトーセンサンダーが落馬、競走を中止した。

 まさに電光石火の出世街道だ。速い流れに上手に乗ったヤマニンチェルキが、交流重賞3連勝の早業で初めての大井コースも攻略した。

 エンテレケイアが飛び出し、マックスが追走。南関の白帽2騎が引っ張る速い流れ。1完歩目こそ遅れたが、二の脚に任せて好位へ。「きょうの(レース)傾向を見ていると前が残っているので、早めに前に付けるイメージで。すごく雰囲気が良く追走できました」と岩田望。直線入り口で2頭の間がパッと開くと、瞬時にそこへ突っ込んだ。あとは先に抜けたサンライズアムールの内から難なくパス。最後は2馬身差で決着をつけた。

 昨年のチカッパに続く3歳馬V。前走で初コンビを組んで2連勝とした鞍上は、大井での重賞勝ちは22年レディスプレリュード(プリティーチャンス)以来2勝目。「強い勝ち方でした。まだ3歳だし、きょうは斤量差もありましたから。古馬と同斤量になってどうか。自信を持って挑めるよう頑張りたい」と気合を入れた。

 デビューからダートの短距離を使われ、前々走の門別、前走の佐賀と重賞2連勝。厩舎の先輩で砂重賞4勝のライオットガールを追いかける活躍ぶりに、「ややこしいところを出さず、普段の馬房からリラックスしています。いろいろなところで結果を出してくれて頼もしいですね」と中村師は胸を張る。あくまでも状態を確認してからとしたが、「勝てたので使うところはそこでしょうね」。あと1カ月を切った大舞台へ視線を向けた。

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