藤岡佑介騎手騎乗のヴィサージュ(左)がゴール前抜け出す(カメラ・高橋 由二)
血統馬ぞろいと評判だった10月12日の京都5R・2歳新馬(芝2000メートル=13頭立て)は単勝5番人気の
ヴィサージュ(牡、栗東・大久保龍志厩舎、父
エピファネイア)がゴール前で差し切り、初勝利を挙げた。鞍上の藤岡佑介騎手=栗東・フリー=にとっては、JRA通算1100勝の節目となる勝利になった。なお、単勝1番人気だった
ワンダフルボンド(牡、栗東・友道康夫厩舎、父
キズナ)は5着だった。勝ち時計は2分0秒5(良)。
道中は中団からの追走。枠なりに大外を回り、勝負どころで勢いをつけるように位置を上げると、直線でもグイグイと加速。最後は内で抵抗する2着の
アメティスタ(牝、栗東・牧浦充徳厩舎、父
キタサンブラック)、3着の
ビクスバイト(牝、栗東・佐藤悠太厩舎、父
サトノダイヤモンド)をねじ伏せるように差し切った。
メモリアル勝利となった藤岡騎手は「怖がりなところがあると聞いていたし、1週前に乗って、跳びが大きな馬だったので、外枠で競馬しやすかったです。終始外を回って、どうかと思いましたが、しっかり伸びてくれて、能力を感じました」と素質を評価。大久保調教師は「今後もこのくらいの距離を考えていくと思います」と先を見据えていた。今後は未定。