◆第9回ジ・エベレスト・豪G1(10月18日、ランドウィック競馬場・芝1200メートル、良)
総額2000万豪ドル(約19億4500万円)という世界最高賞金額の短距離レースが12頭立てで行われ、香港最強ス
プリンターのカーインラインジング(セン5歳、デヴィッド・
ヘイズ厩舎、父
シャムエクスプレス)が制覇した。3番手から進め、直線では先に先頭に立ったオーバーパス(
ジョシュア・パー騎手)をかわし、ゴール前では手綱を緩める余裕があった。ザカリー・パートン騎手とのコンビで断然の1番人気に応え、5度目のG1勝利。これで14連勝とした。勝ち時計は1分8秒13。
同馬は23年12月にデビューし、前走までの16戦は全て香港・シャティン競馬場だったが、今回が初めての海外遠征。23年にコックスプレートを制した
ロマンチックウォリアー以来となる香港馬による豪G1制覇となった。
ジ・エベレストは芝では世界最高賞金とされるレース。2017年に創設され昨年、G1に格付けされた。1着賞金は700万豪ドル(約6億8085万円)となっている。
2着はテンプデッド(クレイグ・ウィ
リアムズ騎手)、3着にはジミーズスター(
イーサン・ブラウン騎手)が続いた。