エムズビギンの半兄のリラエンブレム(今年1月撮影、ユーザー提供:なーすさん)
セレクトセールで超高額取引された
エムズビギン(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が、日曜京都5Rの2歳新馬(芝1800m)でデビュー勝ちを狙う。
エムズビギンは父
キタサンブラック、母デルフィニアII、母の父Galileoの血統。母は英仏のG1で2着の実績がある活躍馬。半兄の
リラエンブレムは今年のシンザン記念の覇者。そして2歳下の全弟は21日のノーザン
ファーム・
ミックスセールにおいて4億6000万円(税抜、以下同)で落札されている。自身は24年のセレクトセール1歳においてセール史上2位、1歳に限ると史上最高額となる5億9000万円で落札された。
ここまで友道厩舎らしく、坂路とCWに加え、芝やプールも併用して仕上げられてきた。19日のCWでは6F78秒9の好時計をマーク。態勢は整っていると考えていい。幾多の名馬を輩出してきた菊花賞デーの新馬から、新たな物語がスタートすることを期待したい。