好位から抜け出したフィロステファニ(右手前)。左はミツカネベネラ
「アルテミスS・G3」(25日、東京)
過去10年でのちのG1馬を5頭輩出した出世レースを制したのは、川田騎乗の2番人気
フィロステファニ。
エピファネイア産駒で、半兄に23年皐月賞馬
ソールオリエンスを持つ良血馬。好位3番手から直線力強く抜け出し、無傷の2連勝で重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分33秒8(稍重)。2着に9番人気の
ミツカネベネラが入り、3着は3番人気の
タイセイボーグ。なお、1番人気の
マルガは単騎で逃げるも直線で失速。5着に敗れた。
川田は「いい走りでしたね。1週前に乗ったときにとてもいい馬だと理解しましたが、難しいところがあるとも感じました。精神的に
テンションが高くて気持ちがあふれるところをケアしながらの返し馬、道中でした」と振り返る。
マルガが逃げる展開を見事に差し切り、「この流れになると思っていましたし、この馬のリズムでと走れればというところです。まずはこの重賞をいい内容で走れたことが次につながると思います」と、将来の飛躍を期待していた。