松山弘平騎手騎乗のオーロラエックス(左)がゴール前抜け出す。 右は2着のナムラエイハブ、中は3着のショウナンマグマ。 (カメラ・高橋 由二)
10月25日の京都11R・カシオペアS(芝1800メートル=10頭立て)は
オーロラエックス(牝4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父
サトノダイヤモンド)がゴール前で差し切り、昇級初戦を勝利で飾った。勝ち時計は1分45秒0(良)。
序盤から隊列が入り乱れるレースとなったが、道中は後方でじっくりと追走。直線は早めに抜け出した3着馬を後続が追いかける形となったが、ためた脚を解放した。内から馬群を割って一気に進出すると、勢いそのままに他馬をまとめて交わしきった。
松山弘平騎手は「スタートも良かったですし、いいところで脚をためることができました。雨が降らないで良馬場で、切れるいい脚を使ってくれて良かったです」と笑顔を見せた。杉山晴調教師も「調教段階から馬が充実していました。本来この馬のレースは外差しなんですけど、割って入って新たな面を見られて良かったです」と手応えをつかんでいた。今後は在厩で馬の状態を確かめる。