「アルテミスS・G3」(25日、東京)
7月の函館で新馬戦をレコード勝ちした白毛の
マルガ(牝2歳、栗東・須貝)は1番人気に推されるも最後の直線で伸び切れず、5着に敗れた。
好スタートを切ってハナに立ってレースを引っ張るも、最後は府中の長い直線で後続につかまる形に。武豊は「いい感じだったけれどね。最後は伸び切れなかったです。
テンションも高かったけれど、新馬の時もだったし、競馬場に来たら
テンションが上がる血統なので許容範囲です。残念です」と肩を落とした。
管理する須貝師は「スタートを出たので下げるよりはああいう形(先頭に立つ形)を取ったとユタカちゃんが言っていました。決め手勝負になるとちょっとキツいところがある。理想は何か前に置いてという形」とコメント。7月の新馬戦以来、約3カ月ぶりの実戦だったが「馬はすごく良くなって成長してきた」と評価するも、小雨が降り続いた馬場でのレースに、「跳びが大きい馬なので、きょうみたいな馬場が良くないのか合わなかった」と唇をかんだ。
マルガの母は
ブチコ。半姉にはG1・3勝の
ソダシ、2023年のスプリンターズSを制した
ママコチャなどがいる一族。全兄の
カルパ(牡4歳、栗東・須貝)も同じ日の東京12Rに出走して5着だった。
マルガが登場すると、詰めかけたファンから「おぉ〜!」という歓声も。パドックはG1にも負けないくらいの混雑ぶりで、東京競馬場は“白毛フィーバー”に沸いていた。