ルメール騎手騎乗のエネルジコが直線で抜け出し菊花賞制覇(カメラ・高橋 由二)
◆第86回菊花賞・G1(10月26日、京都競馬場・芝3000メートル、稍重)
クラシック最終戦は3歳牡馬18頭で争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した1番人気の
エネルジコ(美浦・高柳瑞樹厩舎、父
ドゥラメンテ)が勝利。G1初制覇を飾った。勝ちタイムは3分4秒0。
デビュー3連勝で青葉賞を制覇。優先出走権を得た日本ダービーは体調が整わず自重したが、休養を挟んでの始動戦となった新潟記念で古馬相手に2着に入り、初のG1に臨んでいた。ルメール騎手は、2023年
ドゥレッツァ、昨年は
アーバンシックで連覇していたが、レース史上初の3連覇を達成。武豊騎手と並ぶ歴代最多5勝目で、先週の秋華賞(
エンブロイダリー)に続くG1連勝となった。
2着は2番人気の
エリキング(川田将雅騎手)、3着は13番人気の
エキサイトバイオ(荻野極騎手)だった。
クリストフ・ルメール騎手(
エネルジコ=1着)「菊花賞3連勝は信じられないです。すごく長い距離のレースでG1。勝つのは難しいですけど毎年、強い馬、スタミナのある馬に乗せてもらっています。スムーズなレースで勝つことができました。彼(
エネルジコ)はスタートが上手ではないので、後ろの方で乗ることになると思っていました。1周目は後ろで我慢して(2周目の)向こう正面で外にポジションがあったのですぐに取りました。ユタカさん(武豊騎手)の後ろ、いいポジションが取れて、最後は長くいい脚で伸びてくれました。京都でG1を勝つのは、僕にとって特別。京都に住んでいるから、京都のG1は大事です。(秋華賞の
エンブロイダリーと)2週連続でG1を勝ててすごくうれしい。(JRA年間100勝も達成)100勝したかったし、菊花賞で(決められて)よかったです」