◆第86回菊花賞・G1(10月23日、京都・芝3000メートル、稍重)
クラシック3冠最終戦は18頭で争われ、2番人気で川田将雅騎手騎乗の
エリキング(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎、父
キズナ)は直線追い込むも2着に敗れた。川田将雅騎手は、2010年
ビッグウィーク以来となる同レース2勝目はならなかった。
藤田晋オーナーが社長に就いているサッカーJ1・FC町田ゼ
ルビアの
ストライカー、エリキ選手に由来していることでも注目を集めた同馬は、デビューから無傷の3連勝で京都2歳Sを制覇。だがその後、右第1指骨剥離骨折。ぶっつけで挑んだ皐月賞(勝ち馬
ミュージアムマイル)は11着、ダービー(勝ち馬
クロワデュノール)は5着で春シーズンを終えた。秋初戦となった前走の神戸新聞杯は、上がり最速32秒3という驚異の末脚でV。勢いそのままにクラシック最後の1冠奪取を狙ったが、かなわなかった。
1着はクリストフ・ルメール騎手騎乗で1番人気の
エネルジコ(牡3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父
ドゥラメンテ)で、勝ちタイムは3分4秒0。3着は13番人気の
エキサイトバイオ(荻野極騎手)だった。
川田将雅騎手(
エリキング=2着)「とても素晴らしい状態で競馬場まで連れてきてくれました。精いっぱい走り切って、よく頑張ってくれましたが、(前に)1頭いましたね」