<京都競馬 11R菊花賞>直線で抜け出すエネルジコ(9)=撮影・奥 調
◇第86回 菊花賞(2025年10月26日 京都競馬場)
クラシック最終戦となる京都競馬場のG1「菊花賞」は1番人気の
エネルジコが直線で圧巻の脚を見せG1初制覇を飾った。鞍上のルメールは3年連続の菊制覇。通算5勝目を挙げた。
2着は2番人気の
エリキング、3着は13番人気の
エキサイトバイオが入った。配当金は単勝9番で1番人気380円、馬連は9―15で1110円、馬単は9―15で2100円、3連単は9―15―14で14万270円、3連複は9―14―15で4万5690円となった。
レースはジーティーアマダンが逃げる形の序盤。人気の
エネルジコ、
エリキング、武豊騎乗の
マイユニバースが後方からジワリ外から上がっていく展開に。最後の直線で
エネルジコが抜け出し、そのまま鋭い脚で後続を引き離し、2着
エリキングに2馬身差をつけてクラシック最後の1冠のゴールを駆け抜けた。
エネルジコは父
ドゥラメンテ、母エノラ(母の父ノヴェール)の血統で通算5戦4勝。騎乗したルメールはJRA・G1通算56勝目、高柳瑞樹師は同3勝目を挙げた。
▼菊花賞 1938年、イギリスのセントレジャーに範を取って京都芝3000メートルで創設。2度の坂越えがあり、
スピード、スタミナ、操縦性など総合力が問われる。