<京都11R・菊花賞> 直線で抜け出し、菊花賞を制したエネルジコ(左) (撮影・平嶋 理子)
◇第86回 菊花賞(2025年10月26日 京都競馬場)
クラシック最終戦となるG1「菊花賞」が26日、京都競馬場で行われ、11番人気の
ライトトラックは12着だった。ラスト1冠を手にしたのは1番人気の
エネルジコ。鞍上のルメールは3年連続の菊制覇で、武豊に並ぶ通算5勝目となった。2着は2番人気の
エリキング、13番人気の
エキサイトバイオが3着。4番人気で武豊騎乗の
マイユニバースは13着に沈んだ。
和田竜は「勝負どころでスムーズではなかった。馬場状態も微妙でしたね。最後は止まった感じだった」と冷静にレースを振り返った。
レースはジーティーアマダンが逃げる形の序盤。人気の
エネルジコ、
エリキング、武豊騎乗の
マイユニバースが後方からジワリ外から上がっていく展開に。最後の直線で
エネルジコが抜け出し、そのまま鋭い脚で後続を引き離し、2着
エリキングに2馬身差をつけてクラシック最後の1冠のゴールを駆け抜けた。
▼菊花賞 1938年、イギリスのセントレジャーに範を取って京都芝3000メートルで創設。2度の坂越えがあり、
スピード、スタミナ、操縦性など総合力が問われる。