◇第86回 菊花賞(2025年10月26日 京都競馬場)
クラシック最終戦となるG1「菊花賞」が26日、京都競馬場で行われ、1番人気の
エネルジコがラスト1冠を手にした。2着は2番人気の
エリキング、13番人気の
エキサイトバイオが3着。4番人気で武豊騎乗の
マイユニバースは13着に沈んだ。
中央と地方で通算4464勝の元ジョッキー・安藤勝己氏(65)がレース後、自身のX(旧ツイッター)を更新。「ルメールが拘っただけのことはある。パドックから小ぢんまり映ったし走法も道悪向きに思えんのやけど、研ぎ澄ました仕上げやったってこと。初の右回り、それも3000mでの結果やからセンスは特筆」と完勝した
エネルジコと名手を称賛。「
エリキングは最後までリズム重視でよう2着まできた。まだまだ強くなりそうで来年が楽しみ」と上位2頭を評した。
エネルジコは父
ドゥラメンテ、母エノラ(母の父ノヴェール)の血統で通算5戦4勝。騎乗したルメールは23年
ドゥレッツァ、24年
アーバンシックに次いでの勝利で菊花賞3連覇。JRA・G1通算56勝目、高柳瑞樹師は同3勝目を挙げた。
▼菊花賞 1938年、イギリスのセントレジャーに範を取って京都芝3000メートルで創設。2度の坂越えがあり、
スピード、スタミナ、操縦性など総合力が問われる。