JRA海外馬券発売対象の第42回ブ
リーダーズCクラシック(米国・
デルマー競馬場)などBC14レースの枠順抽選会が、現地時間27日に行われた。日本時間11月2日(現地時間同1日)に行われる第18回ブ
リーダーズCターフス
プリント・G1に、
インビンシブルパパとのコンビで挑む佐々木大輔騎手(21)=美浦・菊川厩舎=が意気込みを語った。
佐々木は今回が米国での初騎乗。自身の経験よりも、相棒の
インビンシブルパパに全力を尽くす覚悟で挑む。
「楽しみより緊張の方が大きいです。自分が楽しむのは二の次、三の次。携わっているたくさんの人の思いもありますし、無事に走らせる、ちゃんと結果を出すことが最優先です」
今年は同馬でのCBC賞など重賞を3勝し、勝ち数もキャリアハイだった昨年の77勝(26日時点で76勝)を越えるのは確実。勢い十分の若武者だが、大舞台を前に気を引き締め直し、出国前にBCターフス
プリントの過去の映像は時間をかけてチェック済みだ。
「コーナーはタイトですし、ハナを切れれば簡単に逃げ切れるような競馬でもなさそうですし、ひとつひとつ丁寧に競馬に向かわないといけないなと思っています」
17日に美浦での国内最終追い切りに騎乗して状態の良さを確認。菊花賞での騎乗を終えた後、米国に向けて出発した。
「本当に僕なんかが行けるところじゃないですし、オーナーさんを含め、伊藤大先生にもすごく感謝しています」
あくまで謙虚な21歳が、世界がアッと驚く結果を出せるか注目だ。(西山 智昭)
◇佐々木大輔(ささき・だいすけ) 03年11月24日生まれ、22歳。茨城県出身。22年3月に美浦・菊川正達厩舎からデビュー。23年12月にホープフルSの
インザモーメントでG1初騎乗(8着)。24年7月の函館2歳S(
サトノカルナバル)重賞初勝利。重賞6勝を含むJRA通算230勝。162センチ、47キロ。