2歳未勝利に出走予定のアルカディアカフェ(今年6月撮影、ユーザー提供:ぶどうさん)
 
 21年と22年のフェブラリーSを連覇した
カフェファラオの半弟となる
アルカディアカフェ(牡2、美浦・堀宣行厩舎)が、土曜東京1Rの2歳未勝利(ダ1600m)で初勝利を狙う。 
アルカディアカフェは父
Into Mischief、母Mary's Follies、母の父More Than Readyの血統。父は19年から24年まで6年連続で北米リーディングサイアーを獲得している名種牡馬。半兄の
カフェファラオは21年と22年のフェブラリーS、22年の南部杯を含め、重賞を5勝している。さらに同じく
ルクソールカフェは今年のヒヤシンスSと伏竜Sを制し、米G1・ケンタッキーダービー(12着)にも参戦。また、半姉のリーガル
グローリー(
Regal Glory)は21年と22年の
メイトリアークSを連覇するなど、米G1を4勝している。24年の米キーンランド・セプテンバーセールでは55万ドルで取引された。
 6月に東京ダ1400mでデビュー。惜しくもクビ差及ばずの2着だったが、勝った
ペルセアは続く
ヤマボウシ賞を連勝しているので、相手が悪かったか。そんな素質馬とほぼ五分の走りをしたのだから、本馬も相当なポテンシャルを秘めていることは間違いない。舞台は200m延びて、兄がフェブラリーSを連覇した東京ダ1600m。鞍上のD.レーン騎手の継続騎乗も頼もしく、今度こそあっさりと勝って、偉大な兄に一歩近づいてほしい。