ビッグタイトル獲得へ万全のサンライズジパング=撮影・石湯恒介
「JBCクラシック・Jpn1」(11月3日、船橋)
収穫の秋2戦目へ、着実に状態を上げてきた。Jpn1初制覇を狙う
サンライズジパングは29日、栗東坂路で単走。リズミカルに巨体を揺らしながら、しっかりとした脚取りで坂を駆け上がり、4F53秒8-39秒5-12秒4をマークした。新谷師は「いつも通り、調整程度です。一度使って良くなっていますね」と満足そうにうなずいた。
前走の南部杯(盛岡)は大外枠からスタートを決め好位の後ろへ。勝負どころでややモタついたが、ラストはしぶとく脚を使って4着に盛り返した。トレーナーは「いい競馬はできた。ただ、やっぱり適性は合っていないと思える距離」と敗因を分析しつつ、「あの速いペースを経験できたのが今回に生きてくると思う」と、2勝を挙げている千八への舞台変わりを歓迎する。
今回が転厩4戦目。一戦ごとにこの馬への理解とアプローチが深まり、走りの質も着実に上がってきた感触がある。「常歩からかなり丁寧に意識してきましたからね。暑い夏場をパスしたのも良かった。いい方向に向いてきていると感じます」と指揮官も自信を深める。待望の
ビッグタイトル獲得へ機は熟した。