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【天皇賞・秋】仏の“新顔”プーシャン「日本でもG1勝つ」 武井師うなった「馬乗りがうまいジョッキー」

2025年10月31日 05:30

アーバンシックで天皇賞・秋に挑むプーシャン

 「第172回天皇賞・秋」(11月2日、東京)の出走馬と枠順が30日、確定した。盾決戦のキーマンは初来日したフランスのスーパーヤングだ。2カ月の短期免許(11月1日〜12月29日)を取得して今週からJRAに参戦するアレクシ・プーシャン(25)は天皇賞・秋でアーバンシックと初コンビ。短期免許で騎乗する外国人騎手としては6人目の秋盾獲りを狙う。

 蹴る馬も乗り手次第という。尻っぱねするような乗り難しい馬でも名手が手綱を取れば素直に走るとの意味である。プーシャンの手綱にぴたりと折り合い、軽く仕掛けられるとハミを取って加速し続けたアーバンシック。29日の最終追い切りでそんな動きを見届けた武井師は「うまいな」と思わずつぶやいた。

 「基本的に馬乗りがうまいジョッキーなんでしょうね。かなり難しい馬なのに“イージー”(乗りやすい)と言って馬場から戻ってきました」と感心したように語ると、同じフランス出身の名手を引き合いに出してこう続けた。「クリストフ(ルメール)もアーバンに初めて乗った時から“イージー”と言ってくれました。馬の意識を人に集中させられる騎手が乗ると、凄くいい走りになるんです」

 23年にG1初制覇、昨年の仏2000ギニーではブービー12番人気のメトロポリタンでクラシック初制覇を飾り、周囲を驚かせた。日の出の勢いで初来日した25歳。自身のセールスポイントをメディアに質問されると、「言葉ではなく、レースで示したい」と語ったが、早くも調教で“馬乗りがうまい”セールスポイントを示した。

 父親がヘッドラッド(厩舎長)を務める仏国の名門、アンドレ・ファーブル厩舎で育った。「厳しい環境の中でファーブル伯楽のお眼鏡にかなうようにひたむきにやってきた」と言う。来日したきっかけは、かつてファーブル厩舎で修業した田中博師との出会い。昨夏、仏ドーヴィル競馬場を視察に訪れた同師がその手綱さばきとひたむきな姿勢に触れ、日本での騎乗を勧めた。プーシャンの身元引受人にもなった同師は「現地でも信頼の置ける騎手だと評価されている。馬へのあたりが柔らかく、腕っぷしも強い。日本の競馬に合いそうな騎乗をしている」と語る。

 「日本でもG1を勝ちたい。アーバンシックは乗りやすい馬だし、電話でルメールさんに聞いた通り、凄い才能を持っている。ただ、スタートが遅いのでその点を考えてレースプランを練りたい」とプーシャン。「日本滞在中に富士山に行ってみたい」との希望は多忙な日程で実現できるかどうかだが、天皇賞・秋のスタート地点の向こうには富士山の冠雪が浮かんでいる。日本でもG1登頂に成功するか。

 ◇アレクシ・プーシャン 2000年9月11日、フランス生まれの25歳。16年、同国で見習い騎手としてデビュー。その後、A・ファーブル厩舎に所属し、23年80勝で同リーディング4位、24年は123勝で3位、今年は96勝で4位(29日現在)。G1通算9勝。23年にドイツのベルリン大賞を含めてG13勝、昨年はガネー賞などフランスのG1を6勝した。1メートル68、54キロ。

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