第172回天皇賞・秋(11月2日、東京)の出走馬と枠順が30日に決定した。先週の菊花賞に続き秋G1の予想に参戦する櫻坂46の武元唯衣(23)は、皐月賞馬の3歳
ミュージアムマイルを本命の“センター”に指名。祖父はJRAの元調教師で、競走馬が身近にいる環境で育った経験から、今週も注目馬に鋭く迫ります。馬券は31日、18時30分からネットで発売される。
     先週の菊花賞は「絶対に外せない必修科目みたい」とお話しさせていただいた2頭(▲
エネルジコ、★
エリキング)の決着でした。的中とはなりませんでしたが、今週の天皇賞・秋は何とか当てたいです!
     3歳、古馬、牝馬の実力馬が集まって映画の
アベンジャーズみたいでワクワク(笑)。それぞれの個性が光っていて、こういうアイドルグループがあったら絶対、推したいと思うようなメンバーです! センターを選ぶのは悩んじゃいますけどね。
     私が選ぶセンターは日本ダービー(6着)でも本命にした
ミュージアムマイルです。ダービーは距離が長かったと思うので今回の距離はベスト。前走のセントライト記念制覇も「俺はこんなもんじゃないんだぞ」って改めて強さを証明してくれた気がします。あと、クリスチャン・デムーロさんが乗るなら、さらに推せます。買い要素ばかりなので、私にとってもダービーのリベンジをさせてもらいます。
     対抗も3歳馬の
マスカレードボールにしました。共同通信杯を勝っているし、とにかく東京向き。中山で活躍している
ミュージアムマイルが、少しでも弱さを見せたら、“ザ・東京”の
シティーボーイが差してくるかもしれません。     
タスティエーラは昨年の天皇賞・秋で2着に来た時に「まだ、こんなに強かったの!?」って感動しました。前2走の海外の活躍もすごい。「まだまだ行けるぞ」ってところを国内でも見せてほしいな。     
シランケドはデビュー戦以外ずっと3着以内で、どんな条件でもちゃんと力を出す“軸を持っている馬”なので、ここでもブレずに頑張ってくれるんじゃないかな。同世代の男の子や先輩方もいて、その中で女の子が頑張っていると、やっぱり特別な目で見てしまいますよね。     
メイショウタバルは武豊さんも言ってましたが、野球選手で言えば
ホームランバッター。軽くヒットとかで点を取るタイプじゃなくて、ホームランか三振の一発勝負という個性派ですね。そういうところが愛される理由だと思うし、無視できないです。     
ホウオウビスケッツは昨年あれだけ逃げて3着に粘りましたよね。この馬の出方によって展開も変わってくるだろうし、一番肝になると思っているので注目したいです。
    鞍上C・デムーロも推し要素 フランスを拠点に活躍するクリスチャン・デムーロ騎手(33)=イ
タリア=は、JRA・G15勝を挙げる名手。今週末から短期免許で騎乗開始する。
ミュージアムマイルとは2歳時に2戦でコンビを組み、黄菊賞勝利後の朝日杯FS・G1は出遅れをカバーして2着に導いた。この日は栗東トレセンを訪問し、「日本に帰ってこられてうれしいです」とほほ笑んだ。同馬については「前走も楽に勝っていたし、前回騎乗した時よりも良くなっていると思います。
リラックスしてレースに臨めれば」と騎乗を心待ちにした。
     〇…
ミュージアムマイルは6枠9番に決定した。9番枠は、距離が2000メートルになった1984年以降で3勝。直近では20年に
アーモンドアイが勝っている。友道助手は「皐月賞も6枠で勝っていますしね。極端な枠じゃない方がいいと思っていました」と安堵(あんど)した。追い切り翌日の30日は滋賀・栗東トレーニングセンターの角馬場で調整し「元気いっぱいだし順調です」と手応えを示した。
     ◆武元 唯衣(たけもと・ゆい)2002年3月23日、滋賀県生まれ。23歳。18年に欅坂46へ配属され、20年10月に改名した櫻坂46のメンバー。野球は巨人ファン。祖父が栗東の元調教師で、親戚には厩務員などの競馬関係者が多い。オール
マイティーで非常に便利な言葉としてよく使うワードは「知らんけど」。