<東京11R・天皇賞(秋)>返し馬に臨む武豊騎乗のメイショウタバル(撮影・河野 光希)
◇第172回天皇賞・秋(2025年11月2日 東京競馬場)
3歳、古馬のトップクラスが東京芝2000メートルで激突するG1「天皇賞・秋」が行われ、5番人気の
メイショウタバルは6着に終わり、G1連勝はならなかった。
単勝1番人気の
マスカレードボールが制し、G1初制覇を飾った。2着は3番人気の3歳馬
ミュージアムマイル、3着には今年いっぱいで引退を発表している8番人気の6歳馬
ジャスティンパレスが入った。
レースは
メイショウタバルがハナを奪い引っ張る形となったが、最後まで粘り切れなった。
鞍上の武豊は「馬の状態は良かった。前半ゆっくり入れていいリズムで走ってくれた。ただスローペースに落とした分、2番手が早めに上がってきて…。そこがゆっくり来てくれていれば。止まってはいないので」と残念そうに振り返った。
石橋師は「凄い落ち着いていた。宝塚記念より乗りやすくなっている。収穫はあったんじゃないか」とコメントした。
▼天皇賞・秋 かつては東京芝3200メートルだったが、1984年に
グレード制導入とともに2000メートルに短縮。マイラーから中長距離馬まで幅広いメンバーとなることが多く、最もスリリングなG1の一つ。