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【天皇賞・秋】マスカレードボールV G1勝ち馬史上最速上がり3F32秒3 ルメールは3週連続G1勝利

2025年11月03日 05:29

<天皇賞・秋>レースを制したマスカレードボール。鞍上のルメールはガッツポーズ(撮影・郡司 修)

 無冠の3歳馬が競馬史に名を刻んだ。「第172回天皇賞・秋」が2日、東京競馬場で行われ、1番人気マスカレードボールが鮮やかに差し切りV。上がり3F32秒3はG1勝ち馬史上最速。G1馬7頭が出走した注目の一戦で、史上6頭目の3歳王者となった。2着にミュージアムマイルが入り、3歳馬がワンツー。鞍上のクリストフ・ルメール(46)は3週連続のG1勝利で、当レースは武豊らの最多勝にあと1と迫る6勝目となった。

 名馬誕生を予感させた。無冠の3歳馬マスカレードボールが、G1馬7頭を完封して初G1制覇。「やったー!」。検量室に戻ってきたルメールは、両手を広げて笑顔でガッツポーズ。自身は秋華賞、菊花賞に続く3週連続のG1制覇となったが、「天皇賞は特別なレース。たくさん強い馬がいたので、勝ててうれしい」と喜びに浸った。

 歴史に残る究極の瞬発力勝負となった。大方の見立て通り、武豊騎乗のメイショウタバルが逃げる展開。ただ、前半1000メートル通過が62秒0と超がつくスローペースとなった。それでもルメールは一切慌てない。「タスティエーラの後ろのポジションを取れたので、良い競馬ができると思いました」。発馬を五分に決めて中団でレースを進めると、直線で自慢の末脚がさく裂。歴戦の強豪古馬を蹴散らした。上がり3F32秒3は、昨年の当レースのドウデュース(32秒5)をしのぐG1勝ち馬史上最速。初コンビの鞍上は「坂を上ってからはマスカレードにフルパワーをお願いした。凄かった。今日は切れ味があった」と相棒の末脚に感服。手塚久師も「こちらの想像以上の脚を使ってくれた」と驚いた。

 明るい競走馬未来がはっきりと見える完勝劇だ。3歳馬が当レースを制したのは、再び3歳馬が出走できるようになった87年以降では5頭目。バブルガムフェロー(96年)、シンボリクリスエス(02年)、エフフォーリア(21年)、イクイノックス(22年)と名馬ぞろい。トレーナーは「今日のレース内容、終わった後の息遣いを見ると、どこまで行けるのかと。こちらが想像できないくらい強くなる可能性がある。日本のみならず、世界に名をとどろかせる馬になってほしい」と愛馬に大きな期待を込めた。

 ルメールは言う。「イクイノックスも若い時はエンジンが掛かるのに時間がかかった。だんだんとパワーアップして、加速力が凄く上がってきた。今日は同じフィーリングだった」。ダービー2着→天皇賞・秋制覇は、イクイノックスと同じ過程。陣営すら完成形が見えない大器が、世界に羽ばたいた偉大なる名馬の影を追いかけていく。

 次走について、吉田照哉オーナーは「無事なら次はジャパンカップ(30日、東京)に行きたいと思っている。ルメールさんも“乗る”と言ってくれた」と語った。まだ1冠目。“マスカレード伝説”は始まったばかりだ。

 ◆マスカレードボール 父ドゥラメンテ 母マスクオフ(母の父ディープインパクト)22年3月2日生まれ 牡3歳 美浦・手塚久厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績7戦4勝(重賞2勝目) 総獲得賞金5億5061万円 馬名の由来は仮面舞踏会。

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