初出走、初勝利を挙げ握手を交わす森泰斗師(左)と戸崎(撮影・持木克友)
JBCデーの3日の船橋競馬3Rは、この日が初陣(開業は10月6日)となった森泰斗師&石崎駿師の管理馬によるワンツー決着となった。
逃げた石崎駿厩舎のワナカ(2番人気)を、3番手追走の森泰斗厩舎の
セイウンユズカ(1番人気)がかわして4馬身差V。単勝1・4倍の支持に応え、森泰斗師は「乗り役の時とは違う緊張感でした。こんなにうまくいくとは…。ドラマみたいですね。ジョッキーもタイミングが良かった」と喜んだ。続く6Rでも2番人気の
シュヴァルノワールで勝利し、デビュー2連勝を決めた。
(3Rで)騎乗したのは騎手学校で同期の戸崎圭。大井所属時の懐かしい勝負服をまとってのVゴールに「(先々週の)日曜に“乗ってくれ”と連絡をもらいました。ホントに(JBCの日で)いいタイミングでした。人気だったし、泰斗のデビュー戦と聞いて緊張したけど、勝てて良かった」とほほ笑んだ。
残念ながら、2着に敗れた石崎駿師は「とりあえず無事にレースを終えられて良かった。ファンの皆さんに感動を与えられるような馬を育てていきたい」と、“1勝”へ向けて意欲を見せた。