11月6日にC.ルメール騎手が共同設立したア
パレルブランド「CL by C.ルメール」による初の旗艦店「CL FASHION & CAFE」がオープンする。前日となった5日、開業記念リボンカットセレモニーが開催され、ルメール騎手と日本騎手クラブ会長である武豊騎手、京都市役所、フランス領事館及び在日フランス商工会議所の関係者らが出席した。
「CL by C.ルメール」とは、競馬の世界から生まれた
ジャパンメイドア
パレルブランドで、“
ストリートジョッキー”を
コンセプトに独創的な商品を展開。今回は「ファッション・カフェ・競馬」を融合した唯一無二の店舗として京都市中京区に店舗をオープンする。
店内は2フロアあり、5つのゾーンで構成。トロフィーを展示する「パドック」、
アーモンドアイや
レイデオロから着想を得たスイーツを提供する「レーストラックカフェ」、約60種類のアイテムを販売する「ブティック」、実使用の勝負服や
ヘルメットが飾られている「ジョッキールーム」、企画展示ゾーンである「ウイナーズ
サークル」と名づけられている。店内にはルメール騎手の私物や、共にレースに挑んだ相棒たちのグッズや記念品が多数飾られ、競馬ファンにはたまらない空間が広がっている。
セレモニーではルメール騎手が手紙を手に登場。「本日はお越しいただき大変嬉しく思います。ブランド設立以来、店舗を持つことを夢見てきました。この店舗はブランドの目標である“競馬の振興”を体現するものです。来店した皆様が交流して、感動を共有し、新たな発見がある場所となることを祈っています」とコメント。さらに、支えとなったチームやスタッフ、職人、馬主など、携わった多くの関係者に厚く感謝の意を示した。
「友人であり、スポーツ界を代表するレジェンド」と紹介された武豊騎手も、「開店おめでとうございます。3年ほど前からブランドを立ち上げて、いつかカフェを開きたいという話を聞いていました。レースに騎乗しながら、競馬の文化を発展させるためにこうして尽力してくれていて、とても有難いなと思います。毎週のように大きいレースを勝って、いい加減にしてほしいですが(笑)。競馬のファンが増えて発展していくとともに、ブランドもさらに発展することを期待しています」と祝福の言葉を述べた。
最後にリボンカットが行われ、セレモニーは終了。切ったリボンをスタッフや関係者に笑顔で掲げるルメール騎手の姿が印象的だった。情熱とこだわり、そして競馬を盛り上げたいという想いから生まれた「CL FASHION & CAFE」。秋の京都開催とあわせて、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。