直線での一騎打ちを制したホーリーグレイル(左)=撮影・中山伸治
「デイリースポーツ杯楠賞」(6日、園田)
5番人気で川崎の
ホーリーグレイルが直線で内から一気に抜け出して接戦を制し、重賞2勝目を挙げた。2着は先に仕掛けた愛知の
ケイズレーヴが首差で粘り込み、3着には3番人気で高知の
ジュゲムーンが中団から追い込んだ。
最後の1Fは1番人気の
ケイズレーヴと一騎打ちになったが、
ホーリーグレイルの勝負根性が上回った。「状態は今までで一番良かった。前夜のカイバも良かったので、今回はいいなと思っていた」と内田勝師は手応え通りの快勝に納得した。
ハーフブルーと
ベラジオドリームがハナを争って、
ホーリーグレイルが6番手、
ケイズレーヴは9番手で追走。向正面で後ろから
ケイズレーヴが先に仕掛けた。「うまく内をかいくぐって行かれたが、ひと呼吸置いて我慢したのがいい方に出た」と矢野貴。砂の深い内ラチ沿いを苦にせず、一気に突き抜けた。
1月のニューイヤーカップ以来となる重賞勝利。長距離輸送に対応できて、1着賞金2000万円も加算。今後の選択肢は広がった。「昨年に(フォーヴィズムで)勝った兵庫ゴールドトロフィー・Jpn3(12月25日・園田)もいいかなと思うが、オーナーと相談して」と内田勝師。次走以降はダート
グレードへと戦いのステージが上がりそうだ。