デビューVを飾ったヴォートセレスト(手前)(カメラ・荒牧 徹)
11月9日の東京5R・2歳新馬(芝2000メートル=6頭立て)は、3番人気の
ヴォートセレスト(牡、美浦・奥村武厩舎、父
コントレイル)が、デビュー戦を白星で飾った。17年のニュージーランドTで2着に好走して、後にオープンまで出世した
メイソンジュニアの半弟という血統。勝ち時計は2分0秒8(良)。
6頭立ての少頭数で、前半は最後方に構える形になった。向こう正面で4番手まで押し上げて、直線では外から脚を伸ばすと、最後は先に抜け出した
アイムインとの競り合いを首差で制した。
この日の2勝目を挙げたプーシャン騎手は「先週の追い切りに乗って、能力を感じていましたが、いざ競馬に行くと精神的な幼さがかなりありました。そのなかでも前のクリストフ(・ルメール騎手)の馬(
アイムイン)を目標にできて、集中して走れました。まだ子供っぽいですが、能力は高いので、今後が楽しみです」と評価した。