「デイリー杯2歳S・G2」(15日、京都)
無傷3連勝で2つ目の重賞タイトル奪取だ。
キャンディードが12日、栗東坂路で躍動。中村(レースは北村友)を背に、前進気勢にあふれた生き生きとした脚取りで登坂。ラストは余力を残しながらも、スムーズに加速して4F55秒1-39秒8-12秒1をマークした。松下師は「いい感じで動けていましたし、時計も予定通りです」と好感触で最終リハを完了させた。
完成度の高い走りでデビューVを飾ると、続く中京2歳Sでさらなる真価を発揮。中団追走から直線で
ギアチェンジしたかと思えば、アッという間に先を進んでいた2着馬を射程圏に捉え、最後は首差で競り落とした。3着以下は7馬身も突き放すレコードタイムでの完勝劇。新たな物語の幕開けを予感させる走りを披露してみせた。
今回は1Fの距離延長が鍵となるが、「引っ掛かるところもないし、前走も最後までしっかり伸びていました。大丈夫だと思う」と愛馬の底力に信頼を寄せる指揮官。「体が増えて、馬も成長しています。このメンバーでどれだけやれるか楽しみ」。出世レースをものにして、さらなる高みへと駆け上がる。