調教役の荒木助手とフォーエバーヤング(C)Eclipse Sportswire/Breeders Cup
10月5日に凱旋門賞が終わり、英国の大手ブックメーカーは既に来年の凱旋門賞(10月4日、パリロンシャン芝2400メートル)オッズを設定している。
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リアムヒル社は1日の米BCクラシック(
デルマー、ダート2000メートル)を踏まえ、同レースを制した
フォーエバーヤング(牡4=矢作、父
リアルスティール)のオッズを新たに設定。17倍で3番人気とし、今年の凱旋門賞を制したダリズ(牡3=仏F・
グラファール、父
シーザスターズ)が11倍で1番人気、同2着
ミニーホーク(牝3=愛A・オブライエン、父
フランケル)が15倍で2番人気となっている。
4月2日、ドバイワールドCウィークにメイダン競馬場で行われた共同会見で、矢作師は先々の芝起用の可能性を問われ「そこは日本のファンが望んでいるところでもあるので、オーナーと“一度は芝を走らせたい”という話はしています。ただ、どのレースなのか、凱旋門賞なのか、
ジャパンCなのか、有馬記念なのか、あるいはBCターフであるのか、そこはまだ考えていません」とプランを明かしていた。
23年秋のデビューから過去13戦、ダート一本で勝負してきた
リアルスティール産駒。米国から帰国後は検疫と放牧を挟み、来年に備える。連覇が懸かるサウジC(2月14日、キングアブドゥルアジーズ、ダート1800メートル)から今年3着だったドバイワールドC(3月28日、メイダン、ダート2000メートル)を予定し、その先は未定。日本の、そして世界のファンがダート王の動向に注目している。