ノチェセラーダ(中)がゴール前の混戦を制す(カメラ・高橋 由二)
11月16日の京都9R・黄菊賞(2歳1勝クラス、芝2000メートル=8頭立て)は、6番人気の
ノチェセラーダ(牡、栗東・杉山佳明厩舎、父
ドレフォン)が勝利。未勝利から連勝を飾った。勝ち時計は2分1秒3(良)。
スタートで挟まれる形となり、序盤は後方からとなったが、向こう正面でポジションを取りに行き2番手に進出した。直線はスムーズに進路を外へ。しぶとく脚を使って、大外から
アーレムアレス(2着)が迫ってくるとゴール前でグイっともう伸びして首差で振り切った。
クリスチャン・デムーロ騎手は「スタートはそこまで速くなかった。道中はペースが落ち着いていたので、いい馬場を走ろうと思って、早めに押し上げていった。直線もいいところを通れて、最後まで頑張ってくれた」と振り返った。
杉山佳調教師は「特に仕上がりに不安はなかったです。まだ本当に手前を替えないし、ジョッキーも『まだまだ』と。距離を延ばしていい血統。この後は短期放牧に出して、馬の状態をしっかり見て次走を決めたいと思います」と話した。