「東スポ杯2歳S・G2」(24日、東京)
直近10年の勝ち馬から17年
ワグネリアンはダービーを制覇し、19年
コントレイルは無敗の3冠馬に。昨年の
クロワデュノールもダービーをV。暮れのG1だけではなく、来春を占う意味でも注目の一戦だ。
今年の注目は東京芝1800メートルの新馬戦で初陣を飾った
ダノンヒストリー。勝ち時計の1分46秒8は、昨年Vの
クロワデュノールにわずか0秒1差という好タイム。スケール感は大きい。きょうだいに22年の共同通信杯を制した
ダノンベルーガ、24年の秋華賞2着
ボンドガールがいる良血馬。重賞の舞台でどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。
素質馬の登竜門・宝塚記念デーの新馬戦でデビューVを決めた
サレジオ。途中からハナに立つと、直線で幼い面を見せながらも後続の追撃を退けた。2〜4着馬が次戦で勝ち上がっており、レースレベルは高い。近親に19年朝日杯FS覇者
サリオス、今年の阪神牝馬Sを勝った
サフィラを持つ活躍馬多数の一族。大物誕生の予感。
サウジアラビアRC3着からタイトル奪取を狙う
ゾロアストロ。1週前追い切りは、美浦Wの併せ馬で6F81秒8-11秒4を記録。年長馬相手に併入し、出来は高いレベルで維持している。祖母は独オークス馬
ナイトマジック。陣営期待の良血馬が、いざ重賞初Vへ。
デビュー戦は
サレジオに首差で敗れた
ローベルクランツだが、2戦目の未勝利戦を3馬身差で完勝。直線で追われると上質の伸びを見せて悠々っとゴールした。折り合い面も問題なく、動きたいところで動ける操縦性の良さがセールスポイント。重賞でも好戦できそうだ。
未勝利戦で初Vを手にした
パントルナイーフ。中団からメンバー最速の上がりタイムを繰り出し、豪快に突き抜けた。全兄に昨年のダービー卿CT覇者
パラレルヴィジョンを持つ血統馬。軽視は禁物だ。