JRAは18日、国際交流競走における褒賞金、経費補助制度を刷新することを発表した。
変更点はこれまで
ジャパンC、エリザベス女王杯、マイルCS、チャンピオンズCの4競走で褒賞金が発生していたが、これを全ての古馬G1へ広げ、その中で
ジャパンCに注力する形となる。日本馬については、これまでは外国馬と同様に褒賞金の対象だったが、一部の例外的なレースを除いて対象外となる。
新たな案では
ジャパンCに限り条件を満たせば褒賞金が従来の300万ドルから500万ドルへ大幅に増加。それは外国指定レースの英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、インターナショナルS、英チャンピオンS、愛チャンピオンS、凱旋門賞、BCターフを2年以内に制した馬が
ジャパンCを勝った時となる。ちなみに、この7競走に関しては2、3着馬も対象となり、レーティング118以上の馬もそれと同等の扱いとなる(褒賞金は200万ドル)。これに関しては日本馬もこの条件を満たせば褒賞金の対象となる(フェブラリーS、チャンピオンズCにおけるケンタッキーダービー、BCクラシックで1着の日本馬も対象)。
これにより、対象7レースの勝ち馬が
ジャパンCに勝つと賞金5億円+褒賞金500万ドル(約7億7000万)となり、サウジCの約15億円超に次ぐ世界2位の高額賞金レースとなる。運用は26年1月1日からを予定している。