積み重ねた稽古が線でつながった。秋のマイル王決定戦「第42回マイルCS」の最終追い切りが19日、東西トレセンで行われた。春秋マイルG1連覇が懸かるジャンタルマンタルは栗東坂路でしまい重点にシャープな動き。1週前、そして最後のひと追いも陣営が思い描いた通りクリアし、万全の状態に仕上がった。休み明け2走目で本番に全力投球の構えだ。　

　【川田に聞く】

　――前走・富士Sを振り返って。

　「調整過程もレースも予定通りの走りで、結果だけが2着になったというところで十分な前哨戦を終えることができました。いい内容で走れました」

　――一昨年の朝日杯FSで初コンビを組み、第一印象は？

　「とてもいい馬で、マイルの日本一になれる可能性を秘めた馬だと感じました」

　――年齢を重ねて成長を感じる部分は？

　「幼い体からしっかりとした体になり、それに伴って精神面もどっしりとしてきました。全体的に素晴らしく成長してくれていると思います」

　――もっと良くなると感じる部分はあるか？

　「今がピークかどうかは分からないが十分、素晴らしい馬です」

　――久々の京都について。

　「問題なくこなせます」

　――春秋マイルG1連覇に向けて意気込みを。

　「この馬らしく走りさえすれば、一番強いと信じています。いい結果を得られるように準備してきました。応援よろしくお願いします」