栗東CWで好調ぶりアピールしたアスコリピチェーノ(奥)
「マイルCS・G1」(23日、京都)
進化は止まらない。
アスコリピチェーノが19日、栗東CWでの併せ馬で文句なしの動きを見せた。同じく栗東滞在中の僚馬
ブルーマエストロ(3歳2勝クラス)に残り1F付近で楽に並び掛けると、相手を子供扱いするかのように首差先着。ラスト1Fは11秒2だったが、もっと動けそうなぐらいの手応えだった。
黒岩師もこの動きにはご満悦。「フランス帰りでも、今回は回復が良好です。(中東遠征後の)ヴィクトリアMの方が疲労感はありました」。今回の方が青写真通りに調整が進んでいることを強調する。この3週間は栗東で調整。1F15秒ペースの坂路調整を挟みながら、追い切りはCWと入念に乗り込まれてきている。トレーナーは「体重が増えやすくなってきたのは、馬がしっかりしてきたからかな。調教量を増やして、息遣いも良くなってきた」と万全の仕上げをアピールした。
今秋のJRA・G1・5レースは全て関東馬が制している。今回は1998年以来、27年ぶりの関東馬6連勝が懸かる。「身近で調教をともにしている方々の刺激は大きいですね」と指揮官。勝って
ガッツポーズを決めたい思いは強いはずだ。