女性ジョッキーで国内最多の地方通算1381勝(11月19日時点、他に韓国で56勝)を挙げる宮下瞳騎手=名古屋競馬=が11月20日、令和7年度第2回調教師免許試験に合格し、今月末をもって引退することが愛知県競馬組合から発表された。免許は12月1日付で交付。11月26日に名古屋競馬場で引退記念セレモニーが行われる。
同騎手は鹿児島市出身。1995年10月に名古屋でデビューした。2005年に名古屋競馬の小山信行騎手(当時)と結婚し、11年8月に一度は引退。2人の男児を出産したあと、16年8月に現役復帰した。
子育てと騎手の仕事を両立させ、2021年11月に国内の女性ジョッキーとして初めて通算1000勝を達成。令和6年春の褒章では、女性ジョッキーとして初めて黄綬褒章を受章した。10月28日に東京・赤坂御苑で開催された天皇・皇后両陛下主催の「秋の園遊会」に招かれるなど、女性ジョッキーの第一人者として活躍してきた。
他の主な受賞歴はNAR
グランプリ優秀女性騎手賞(14回)。NAR
グランプリ特別賞(5回)。2019年に女性のチャレンジ賞、男女共同参画担当大臣賞。2021年に第2回競馬功績者表彰・農林水産大臣賞を受賞など。