チャンピオンズC2025に出走予定のダブルハートボンド(今年11月撮影、ユーザー提供:E.コーディエさん)
血統と牧場、馬と厩務員など、競馬界には様々な相性があるが、当然ながら騎手と調教師にも合うor合わないがある。その視点で言えば、チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)は
ダブルハートボンド(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)に要注目だ。
ダブルハートボンドは大久保龍志調教師が管理し、過去7戦全てで坂井瑠星騎手が騎乗。7戦6勝、2着1回の素晴らしい成績を残している。実はこの調教師と騎手のコンビは、これまでJRAで113戦して【25-15-13-60】の勝率22%、複勝率47%と相性良し。そしてダートで、かつ前走で勝っていた馬に限ると【8-1-2-6】の勝率47%、複勝率65%にアップする。さらに当日3番人気以内なら【7-1-1-2】だから、迷わずアタマで買いのレベルなのだ。
ダブルハートボンドは3歳夏の遅いデビューから大事に使われ、着実に出世の階段を上がってきた。重賞初挑戦となった前々走のブリーダーズGCは初黒星となる2着だったが、これを糧にするのが一流馬。前走のみやこSを制し、重賞ウイナーの仲間入りを果たした。今回は更なる相手強化で初のGIとなるが、十分に勝機があるだろう。
人馬の絆の強さで、勝利をつかみ取るか。
ダブルハートボンドの走りに是非とも注目してほしい。