チャンピオンズC2025に出走予定のダブルハートボンド(c)netkeiba
坂井瑠星騎手が
ダブルハートボンド(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)でチャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)の3連覇を狙う。
坂井騎手は97年5月31日生まれ、東京都出身の28歳。父は大井競馬の元騎手の坂井英光調教師。16年に栗東・矢作芳人厩舎からデビュー。JRA通算5723戦620勝。JRA・GIは22年の秋華賞を
スタニングローズで初制覇、ここまで6勝を挙げている。また、海外での活躍も目立ち、先月のBCクラシックを
フォーエバーヤングで制したことは記憶に新しい。
チャンピオンズCのパートナーは、デビューからコンビを組み続けている
ダブルハートボンドだ。体質の弱さがあってデビューが遅れたものの、大事に使われながら無傷の5連勝。前々走のブリーダーズGCは初黒星となる2着だったが、前走のみやこSでは強豪牡馬を下して重賞初制覇を果たした。まだまだ底を見せていないので、GI初挑戦でも期待大だ。
坂井騎手は23年と24年のチャンピオンズCを
レモンポップで制しているので、3連覇がかかる一戦となる。このレースはこれまで04〜05年の武豊騎手、10〜11年の藤田伸二元騎手、そして23〜24年の坂井騎手の2連覇が最高。若き名手がレース史に新たな1ページを刻むことができるか。その手綱捌きに大いに注目したい。