87年日本ダービー(GI)を勝った{horse=1984100990:メリーナイス}(牡25)が1日、繋養先である北海道浦河町の渡辺牧場で、病気のため死亡していたことが分かった。
メリーナイスは、父コリムスキー、母ツキメリー(その父シャトーゲイ)という血統。86年朝日杯3歳S(GI)で重賞初制覇を果たし、翌年の日本ダービーでは6馬身差の圧勝。その後もセントライト記念(GII)を制し、88年8月の函館記念(GIII、2着)を最後に現役を引退した。88年に公開された映画「優駿」に登場する競走馬・オラシオンのモデルになったことでも知られている。通算成績14戦5勝(重賞3勝)。
89年から種牡馬となり、93年共同通信杯4歳S(GIII)を勝ったマイネルリマーク、94年京都4歳特別(GIII)を勝ったイイデライナーなどを輩出。99年に種牡馬を引退し、07年から渡辺牧場で余生を送っていた。