現地時間17日、仏・ロンシャン競馬場で行われたイスパーン賞(4歳上、仏G1・芝1850m、9頭立て)は、C.ルメール騎手騎乗の4番人気ネヴァーオンサンデー Never on Sunday(牡4、仏・J.ルジェ厩舎)が、グリドグリ Gris de Grisに1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分57秒20(重)。さらに2.1/2馬身差の3着にランナウェイ Runawayが入り、昨年のBCマイル(米G1)勝ち馬で1番人気に推されたゴルディコヴァ Goldikovaは7着に敗れた。
勝ったネヴァーオンサンデーは、父サンデーブレイク Sunday Break、母Hexane(その父Kendor)という血統の仏国産馬。昨年のプランスドランジュ賞(仏G3)を勝っており、今回の勝利がG1初制覇となった。
勝ち馬の父サンデーブレイクは父フォーティナイナー、母キャットクイル(その父Storm Cat)。半姉にファレノプシス(桜花賞-GI、秋華賞-GI、エリザベス女王杯-GI)がいるという血統で、北海道新冠のノースヒルズマネジメント生産馬。現役時代は米国でピーターパンS(米G2)勝利、ベルモントS(米G1)3着などの成績を残した。引退当初は米国で種牡馬入りしたが、今年からフランスで種牡馬生活を送っている。