現地時間16日、英・アスコット競馬場で行われたセントジェイムズパレスS(3歳牡、英G1・芝8f、10頭立て)は、J.ムルタ騎手騎乗の1番人気マスタークラフツマン Mastercraftsman(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)が、デリゲーター Delegatorにクビ差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分39秒21(良)。さらに1.1/2馬身差の3着にはロードシャナキル Lord Shanakillが入った。
勝ったマスタークラフツマンは、父Danehill Dancer、母Starlight Dreams(その父ブラックタイアフェアー)という血統の愛国産馬。昨年5月のデビューからフィーニクスS(愛G1)、ナショナルS(愛G1)を含む4連勝をマークし、昨年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬を受賞。今年初戦の英2000ギニー(英G1)は5着に敗れたが、前走の愛2000ギニー(愛G1)を制してここに臨んでいた。今回の勝利でG1は4勝目となる。通算成績8戦6勝(重賞5勝)。
なお、A.オブライエン調教師とJ.ムルタ騎手はともに昨年のヘンリーザナヴィゲーター Henrythenavigatorに続き、愛2000ギニーとこのレースを連覇。ちなみに、ヘンリーザナヴィゲーターは続くサセックスS(英G1)も勝利している。